個人再生とは(2)

2015.7.01

自己破産の申立てには、

2か月分の家計簿を提出しなければなりません。

家計簿をつけたことがない方にとってとても面倒なことです。

しかし、自己破産の手続きが終わった後のアンケートなどでは、

「家計簿をつけるようになって、

 何にお金を使っているのかわかってよかった」

とよく言われます。

自己破産は、借金を免除する手続きというより、

生活再建の手続です。

自己破産の手続が終わっても

家計簿を作るのを続けていただくようお願いしています。

個人再生はどういう場合に利用するのか?

再生手続きとは、

破産手続開始の原因たる事実の生ずるおそれがあるとき
又は債務者が事業の継続に著しい支障を来すことなく
弁済期に債務を弁済することができないとき

に利用ができるものです。

要するに自己破産に準ずる状況にあるけど
自己破産が出来ない人がする手続き
です。


では具体的にどういう場合に利用するのか?

一番知られているのは住宅ローンの支払いをしていて、
家を残したいときに利用する場合です。


この場合、住宅ローンは今までどおり支払いをしていき(原則)、
それ以外の借金を圧縮して支払っていくことになります。 

 

 

司法書士 加藤

 

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