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個人再生とは(3)
2015.7.10
自己破産の申立てには、
2か月分の家計簿を提出しなければなりません。
家計簿をつけたことがない方にとってとても面倒なことです。
しかし、自己破産の手続きが終わった後のアンケートなどでは、
「家計簿をつけるようになって、
何にお金を使っているのかわかってよかった」
とよく言われます。
自己破産は、借金を免除する手続きというより、
生活再建の手続です。
自己破産の手続が終わっても
家計簿を作るのを続けていただくようお願いしています。
では他にはどういう場合に利用するのか?
個人再生というのは、自己破産と違い、
申立人の財産を換価されることはありません。
ですから、車を所有しており、
車の価値が30万円以上の場合(原則)であって、
車を残したい場合、自己破産であると換価されるおそれがありますが、
個人再生であれば車を残すことが出来ますので、
個人再生を選ぶことも選択肢の1つとなります。
しかし、ケースバイケースですので、
本人の事情を詳しく聞いたうえで
どの手続きが一番いいかを判断して申立てすることになります。
司法書士 加藤
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