絆の解決事例(3)
絆では、毎日数多くの借金問題を解決しています。
解決事例の一部をご紹介いたします。
時効援用(借金の時効)
レイクに約100万円、アイフルに約50万円借金があったが、7~8年返済していなかった。
【1】
レイクから請求がくるが、収入がなくずっと払っていませんでした。
ところが最近レイクから、
元金 約100万円
遅延損害金 約160万円
合計 約260万円であるが、
「今後の弁済に関するご提案」として
一括返済であれば、49万円
分割返済であれば、毎月2万円を50回払いで合計100万円
というような手紙が届きました。
「もしこれが本当ならどちらかで払いたいが大丈夫か?」と相談に来られました。
ご相談者さまが持ってきてくださった手紙をみるかぎり、その提案は間違いないが、借金の返済を最後にしてから5年以上返済をしていないので、時効が成立するのではないかということで手続きをしました。
調べた結果、やはり最後に支払いをしてから5年以上経過しており、裁判上の手続きをされていないことがわかったので、レイクに時効の援用を内容証明で送り借金を払う必要がなくなりました。
おそらくレイクは、時効になっていることがわかっていたので借金を大幅に減額した金額の提案をしてきたのだと思います。
最近はこのような請求や提案が多いように思われますので、こういった手紙が届いた時は、一度専門家にご相談ください。
【2】
アイフルに関しては請求はなかったのですが、ご相談者さまがずっと支払っていないということでお調べしたところ、
借金は約50万円とのことでしたが、法定金利で引き直し計算をした結果、なんと実は借金は既になく、約10万円払いすぎていたことがわかりました。
当然、過払い金の請求をしたのですが、アイフルはこのことを知っていたので、あえて請求をしなかったのではないかと思います。
借金は、裁判上の手続きをされていなければ、最後に支払ってから5年以上経過すれば時効を援用できますが、逆に過払い金の時効は10年です。
今回は最後に払ってから5年以上経過していましたが、10年は経過していませんでしたので、過払金を取り戻せることができました。
借金の時効を援用の手続きをしようとした方で、実は過払金が発生していることもありますのでぜひご相談ください。
貸金業者Aに約50万円借入れをして、6年くらい返済していなかった。
【1】突然A社を名乗るものが突然。
突然A社を名乗る者が、自宅にやってきて、
損害遅延金を含む約100万円を支払うように求めてきました。
【2】数千円の支払いを求めてきました。
Tさん 「支払うことが出来ない」と答えたところ、
A社の社員 「Tさんを訴える」などと脅迫して、数千円の支払いを求めました。
Tさんは仕方なく数千円を支払ったのち、相談にきました。
【3】Tさんの借金はなくなりました。
A社はその後Tさんを訴えましたが、Tさんが支払った数千円は時効の中断理由にならないとされ、Tさんの借金は時効により消滅したとする勝訴判決を得て、Tさんの借金はなくなりました。
Tさんの場合は借金がなくなりましたが、本来なら数千円でも支払うと「時効」の主張ができなくなり、約束の額を支払う義務を負うことになります。
ですので、取立てに突然やって来ても、支払いをしたり、サインをしたりしないで、まずは専門家に相談してください。
Tさんの様に、時効期間経過後に支払いをしてしまったとしても諦めることなく、専門家に相談してください。
借金にも「時効」があります。つまり、最後の取引から一定の期間が経過すると消滅時効により、借金を返さなくてもよくなる可能性があります。
消費者金融から借りていた場合は5年です。
ただし、単に時効期間が過ぎれば自動的に支払い義務がなくなるわけではありませんので、
時効かもと思ったら早めに当事務所にご相談ください。